「プール」を観た

やっと観た!


しかし
やっぱ違うね 全然違うと思う
監督が違うとこんなに違うのか?
というか全体的にクルーがかなり違うのか?
むしろ何が一緒なんだろう?
キャストと音楽くらいしか見つけられなかった あぁあと飯島さん?
とても対人的で テーマが露出していて より主観的
そうだよなぁ 一番違うところはあの主観性かもしれない
感情移入すべき対象が決まってしまっている
「かもめ」「めがね」は 視点は聡美さんにあるようで 実はそうでもない
とても客観的な目で描かれていて
主役は主役のようで実際は登場人物の一人でしかない
わかりやすいと言ったらわかりやすいのかもしれないけど
だったらこのプロジェクトで撮らなくていいじゃないの?と思うなぁ
そして仕方ないのかもしれないけど伽奈があんまよくなかったなぁ
今回は聡美さんじゃなくて伽奈が主役だから
そしてより彼女の視点から見ているから
彼女の物足りなさが強く出てしまう いっぱいいっぱいさというか
加瀬亮はいいなぁ いつも好きだけど
演技が上手いわけじゃないのだけど あの空気感というか 佇まいというか
何もしなくてもじわじわ出ているゆるいおもしろさ?
厳しい演技をしていたらきりっとするから
あれはやっぱコントロールして出しているものなのかなぁ
リラックスしているとあの感じになるとか?


もう今回は頭っからエンディング曲待ちだったとこもあった
このプロジェクトはもう何よりエンディング曲のチョイスが素晴らしいと思う!
エンディングってのは作品の色を決定すると言っても過言ではないくらい
重要で存在感のあるもので 少なくとも私にとってはそうで
だから中途半端に商業的だったりちゃらちゃらしたものを使われると
いつも非常に腹が立って胸やけする
佐野遊穂名義だったから 良成君は参加してないのかと思いきや
金子さんと一緒に作曲参加してるのね
遊穂さんの声が最高に好きです
劇中で聡美さんが歌っているのよりキーが高くて
あのキーがとてもいいと思うなぁ
そういえばあの聡美さんが歌っていたもう一つの曲
聡美さん作詞作曲なのね すごいね! マルチね! いい詞でした


個人的に実日子ちゃんが出てないのが物足りなかった・・


みんなが何ともなしに集まる場所がある ってことが
このプロジェクトの基盤?


なんかこう
すっと入ってこなかったなぁ
エンディング待ちし過ぎた?笑


「理由なんて、愛ひとつで十分だ。」
というキャッチは
唯一 とてもいいと思う


他のレビューを参考にしてみる・・


そうだね
確かに 間とユーモアがない!
始めから 「監督が違うから・・ 監督が違うから・・ 監督が・・」
と思いながら観ての これだから
きっと作品としていまいちなんだろう


うん とてもドラマ的かもしれない
大森監督がドラマの人とのこと
なんかこう 余計な背景を付けすぎというか
ドラマチックにしようとしすぎというか
なんかこう 人間くさい


荻上さんの作品では
それぞれ個々に成り立った「自由」をとても「丁寧」に描いていて それがとても好き
今作は 「自由」はぎりぎり描けてるかもしれないけど(かなり頑張ってる感ある気がするが)
「丁寧」には届かなかったと思う 荒い気がする


いいレビュー
http://yama-tomowl.cocolog-nifty.com/hukurouyama/2009/09/post-7a2b.html